続・聖さまの受難


更に更に祐巳ちゃんと蓉子さまがほのぼのムードなその頃、
出しゃばったせいで蓉子さまにささやかな報復をされた聖さまは・・・?


「はぁはぁはぁ・・・6千kcalなんてどんだけ動けばいいんだよ〜・・・
くそぉー!覚えてろよ蓉子ー!!絶対仕返し・・・・いや、絶対祐巳ちゃんとラブラブになってやるー!」


と心の叫びをあげていました。


・・・残念ですが聖さま、私のSSで報われることはまずないかと・・・
私がよく行く、複数の聖祐の他サイトへの引っ越しをオススメします。
まぁ私の気まぐれ、もしくはどなたかからリクがあれば書くかもしませんけど。


「ちくしょ〜・・・蓉祐心棒者め〜・・・・」


いやちょいと違う。私は『蓉子さま至上主義』に『祐巳ちゃん総受け派』だ。
そしてどのCPも好きな無節操で、なかでもマイナー推奨♪


「・・・・偏ってるわね、相変わらずの無節操さだし」

「あ、江利子」

「ごきげんよう、聖」

「江利子も言ってやってよ、出番、欲しいでしょ?」

「そうね、でもその前に私は聖祐に対す考察・・・というか書かない理由が聞きたいわね」


ふっふっふ・・・・よくぞ聞いてくれました江利子さま。

聖祐は甘くていい♪そしてCP自体はメチャ好きである。
がしかし、ある理由で私は進んで書かない。


それは・・・・数の多さだぁー!!


「ががぁーん!!そ、そんな理由で祐巳ちゃんとのラブラブが・・・・がく」


そんな理由っつーけど結構重要だよ、コレ。
書きたいから書くわけだけど、
みんなが書くものより人が書かないものの方が面白いじゃん♪


「なるほど、希少かどうかが重要なのね。その点は激しく共感できるわ」

「・・・・するなよ。おかげで私の扱いが、ひどいんだから」

「なに言ってるのよ聖、貴女、ほとんどの作品にでてるじゃない。
ちょっとぐらい扱いがよくないからって、腐るものじゃないわ」

「うぅ・・・でも〜」

「祥子を見なさい聖、祐巳ちゃんと蓉子がメインなのに、あの出番の少なさを。
要所要所ではでるけど、全体的にかなり出番は削られてるわ」

だって祥子さまは美月さんが書くから、私が書く必要ないし。

「・・・・あくまでマイナーにこだわるのね。
でもそれならなぜ、私が主役にならないのかしら。いえ、むしろ蓉江で書きなさい」


書いたじゃん、視点別×2。


「あれだけじゃない」


だって数が同じくらいなら、蓉江より蓉祐のがいいんだもん。

「ちょっと江利子・・・・、一人だけ出番交渉をしてないでよ」

「いいじゃない別に。聖はどうあがいても出番増えなさそうだし、諦めなさい」

「そんなぁ〜」

うん、諦めて。

「ひ、ひどい」


「さて、常勤脇役はおいといて。それで、私の出番は増えないの?ていうか増やしなさい」

ん〜・・・・だって江利子さま、すでに出番多いじゃん。

「聖みたいに常勤脇役じゃなくて、主役で書け、って言ってるのよ」

となると・・・・やっぱ蓉江?

「もしくは江祐」

「ぬわにぃ!!」

「希少価値高いわよ〜マイナー一直線よ〜」

・・・・いいかも。マイナー万歳!

「何を言って・・・!反対!なにがなんでも絶対にダメー!!」

「うるさいわよ聖、そんなに祐巳ちゃんがいいなら、他サイトに引っ越しなさい」

「なんかさっきも聞いたセリフだけど・・・・、私はここで、祐巳ちゃんとラブラブになるんだー!」


・・・・えっと、聖さまは放置するとして、

「放置・・・・シクシク」

紅薔薇ファミリー狙いな江利子さま。

「なにかしら?」

・・・祥子さまは?

「いらない」

そ、そうですか・・・・

「そういえば聖」

「・・・・なに?」

「貴女、なんだってこんなところにいるのよ」

「・・・・あのさ、それは普通会った直後に聞かない?」

「しょうがないじゃない、聞くの忘れてたんだから。ほら早く言いなさい」


「・・・・蓉子の、いや、そこにいるマイナー推進者のせいだ!」

聖さま〜そんな、ズビシィ!!って、感じに人を指差さないでくださいよ〜。

「うるさい!誰のせいで私がこんな目にあってると・・・」

「自業自得じゃないの?」

「江利子・・・・」

そのとぉぉぉり!!ブラボー江利子さま、あなたは素晴らしい♪


「・・・・うりゃぁぁ!!」

ぐはぁ!

せ、聖さま、なにもそんなもので突っ込まなくても・・・イタタ。

「・・・・聖、貴女どこから出したの?そのハリセン」

「企業秘密」

実は背中から・・・

「まぁ聖、貴女、某マンガの主人公みたいなことができるのね」

「出来るか!ついでに言えば、フライパンも金属バットも出ないからね」

実は4次元ポケットを標準装備・・・

「まぁ聖、貴女、青狸だったの?」

「絶対違うし!ていうかあれは一応猫型の設定じゃ・・・・」

狸でしょう?

「えぇ狸ね」

「・・・・」

実は妖精さんのバックを持参・・・

「まだ続くの?!」

「まぁ聖、貴女、いつから錬金術師になったの?」

「なってないし。ていうか某アトリエシリーズみたいな、コアなネタはやめようよ」

メジャーじゃないけど、私は好きだ。

「いや、それは分かったから・・・・」

実は・・・

「もうえぇっちゃーんじゃぁぁ!」

「で、結局あそこでなにしてたのよ」

そうですよ聖さま、駄目ですよ話の流れをずらしちゃ。

「って、ずらしてるのはおまえだろおぉぉ!」


そう、実は聖さまは、蓉子さまや祐巳ちゃんとイチャついてたんです!


「・・・っ!!」

「普通にスルーかよ!」

「聖、貴女・・・」

「・・・はっ!待って江利子!これは激しく、蓉子と作者の陰謀渦巻く誤解なの!!」


・・・・どんな誤解だ。


「聖」

「え、江利子・・・」

「説明、してくれるわよね?」

えりりん青筋たってるよ。

「さりげに、えりりんかよ。って、だから待ってって、江利子!
話す!話すから・・・・お願いだから、その振り上げたバットを下ろして!!」

・・・・ここってバットの出所を突っ込むべき?

「突っ込まないで!そんなことしてる間に、私が殺られるっ!」

あ〜あ〜・・・・、
江利子さま〜、お話聞いてから振り下ろしてね〜♪

「・・・って、助けろよ!」

やだ。

「ふっふっふ、見捨てられたようね、聖」

「いや・・・最初からこんな扱いだし・・・」

泣かないで聖さま、いつかきっと報われる日が・・・
きっと・・・・
うん・・・・
たぶん・・・・
くるんじゃないかな〜と・・・・・


「うわ〜・・・メチャクチャあてにならない・・・」

「・・・で?これ振り下ろしてもいい?」

「いや、よくないし、ちっとも!」

「じゃあさっさと先に進めなさいよ」

そうですよ聖さま、お話はもうちょっと、スムーズに進めないと。


「誰のせいで滞ってると・・・・ひょわ!?」

惜しい。

「ちっ!はずしたか・・・」


「恐っ、って、ちょっと!今本気で振り下ろしたでしょう!!」

「ええ、もちろん」

当たったら頭割れるね。

「ふっ・・・私の蓉子と祐巳ちゃんに手を出した報いよ!!」

「出してないってば!」

ていうかいつ江利子さまのものに・・・・


「・・・・何かおっしゃいましてキッドさま?」


・・・・いいえ〜、なぁ〜んにも、申してませんよ〜、江利子さま〜。
・・・だからその、頭上の物の矛先をかえてほしいな〜、なんて・・・・


「ふむ・・・・、ま、いいでしょ」

ほっ・・・・

「出番、ふやしてね?」

う、うん・・・・・


「ひでぇ・・・・」

「聖」

「ひゃいっ!」

「貴女とも長い付き合いだったけど、それもついに今日で・・・・」

「ま、待って江利子!ほんとになんにも・・・っていうかむしろ、私は被害者なのよっ!!」

涙ながらに身の潔白を訴える聖さま!
それを死刑執行人よろしく、バットを構えながら聞く江利子さま!

結末やいかに!

待て次号!

・・・・げふぅ!?


「終わらせてるんじゃないわよ、まったく・・・・」

い、いちゃい・・・・

「おまけに変なナレーションまでいれて・・・・
グーにしといてあげたんだから、ありがたく思いなさい」

・・・グスン。

「それで聖、貴女はただ単に、
カロリー消費の為に走り回っていた、と、そういうこと?」

「そうそう、だから私は何にもしてないんだってば」


「ということは・・・・作者のさっきの言葉が嘘ということに・・・・」

ケーキだよ。

「・・・?だから蓉子に、
カロリーの高いケーキを食べさせられて、まんまと追い出されたんでしょう?」

うん、蓉子さまと祐巳ちゃんの『手作り』ケーキ。

「なんですって・・・?」

「ば、はかっ!余計なことを・・・」

しかも『ハート』型。


「手作り・・・しかもハート・・・」

「はわわわ・・・」

美味しそうに食べてたよね〜。

「い、今のうちに逃げねば・・・」

「ブツブツ・・・」


現在のえりりんの頭の中→『手作り&ハート=ラブ』

いや、この場合ただ単にカロリーで選んだなんですけどね・・・

「聖!貴女、なんてうらやましいことを!!誰が被害者ですっ・・・て、あら?」

聖さまならもう逃げましたよ、ほら背中が見える。

「こらぁー聖〜!待ちなさ〜い!!」

「誰が待つかぁー!」


地響きをあげながら、走り去る聖さまと江利子さま。

聖さまに未来はあるのか?!
明日はどっちだ!


次号に続き・・・・ません。結末見えてるしぃ〜。



「・・・・みぎゃぁぁぁぁ!!!」



台風一過、雲一つない青空に、響き渡る断末魔。



「・・・・青い空なんて、大っ嫌いだぁ〜・・・ガク」


「愛は勝つ!!」



こうして、また一つ嫌いなものが増えてしまった、聖さまなのでした。

あぁ、いい天気だなぁ〜♪



「ついでにキッドも・・・・」


・・・・んだとこら。

       


                                  
あとがき(言い訳)

ごきげんよ〜・・・・まだまだ暑いわ忙しいわで、ダレダレなキッドです。
とりあえず「甘いの〜」からスタートして三つ目です。これでほんとに完結。
・・・・座談会みたいになっちゃいました(汗)なんか最近ひたすらギャグだな・・・・
ん〜甘々目指して書きたいんだけど・・・・こそばゆくって(ぇ)
まぁ路線的にはやっぱマイナーで♪今後も活動して行きます。今後もよろしくですm(_ _)m

あ、そういや9月5日のイベント「紅〜&白〜」に行ってきました。初イベントです♪
この後の23日や10月10日のにも行く予定♪はまりました(笑)
オフ会推進派、呼ばれれば・・・いや、呼ばれなくても飛んでく奴です(をぃ)

感想やリク等年中受け付け・・・・てるけどメール公開してないから、
私のSSが皆様にどう思われてるのか、全然わかりません(爆)
楽しんで・・・つーか、笑ってもらえてたらな〜って思います。
ではでは、今回はこの辺で♪またそのうち〜、ごきげんよ〜♪(キ^^)ノ

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