続・聖さまの受難
「あ、江利子」 「ごきげんよう、聖」 「江利子も言ってやってよ、出番、欲しいでしょ?」 「そうね、でもその前に私は聖祐に対す考察・・・というか書かない理由が聞きたいわね」
聖祐は甘くていい♪そしてCP自体はメチャ好きである。
「・・・・するなよ。おかげで私の扱いが、ひどいんだから」 「なに言ってるのよ聖、貴女、ほとんどの作品にでてるじゃない。 「うぅ・・・でも〜」 「祥子を見なさい聖、祐巳ちゃんと蓉子がメインなのに、あの出番の少なさを。 だって祥子さまは美月さんが書くから、私が書く必要ないし。 「・・・・あくまでマイナーにこだわるのね。
「ちょっと江利子・・・・、一人だけ出番交渉をしてないでよ」 「いいじゃない別に。聖はどうあがいても出番増えなさそうだし、諦めなさい」 「そんなぁ〜」 うん、諦めて。 「ひ、ひどい」
ん〜・・・・だって江利子さま、すでに出番多いじゃん。 「聖みたいに常勤脇役じゃなくて、主役で書け、って言ってるのよ」 となると・・・・やっぱ蓉江? 「もしくは江祐」 「ぬわにぃ!!」 「希少価値高いわよ〜マイナー一直線よ〜」 ・・・・いいかも。マイナー万歳! 「何を言って・・・!反対!なにがなんでも絶対にダメー!!」 「うるさいわよ聖、そんなに祐巳ちゃんがいいなら、他サイトに引っ越しなさい」 「なんかさっきも聞いたセリフだけど・・・・、私はここで、祐巳ちゃんとラブラブになるんだー!」
「放置・・・・シクシク」 紅薔薇ファミリー狙いな江利子さま。 「なにかしら?」 ・・・祥子さまは? 「いらない」 そ、そうですか・・・・ 「そういえば聖」 「・・・・なに?」 「貴女、なんだってこんなところにいるのよ」 「・・・・あのさ、それは普通会った直後に聞かない?」 「しょうがないじゃない、聞くの忘れてたんだから。ほら早く言いなさい」
聖さま〜そんな、ズビシィ!!って、感じに人を指差さないでくださいよ〜。 「うるさい!誰のせいで私がこんな目にあってると・・・」 「自業自得じゃないの?」 「江利子・・・・」 そのとぉぉぉり!!ブラボー江利子さま、あなたは素晴らしい♪
ぐはぁ! せ、聖さま、なにもそんなもので突っ込まなくても・・・イタタ。 「・・・・聖、貴女どこから出したの?そのハリセン」 「企業秘密」 実は背中から・・・ 「まぁ聖、貴女、某マンガの主人公みたいなことができるのね」 「出来るか!ついでに言えば、フライパンも金属バットも出ないからね」 実は4次元ポケットを標準装備・・・ 「まぁ聖、貴女、青狸だったの?」 「絶対違うし!ていうかあれは一応猫型の設定じゃ・・・・」 狸でしょう? 「えぇ狸ね」 「・・・・」 実は妖精さんのバックを持参・・・ 「まだ続くの?!」 「まぁ聖、貴女、いつから錬金術師になったの?」 「なってないし。ていうか某アトリエシリーズみたいな、コアなネタはやめようよ」 メジャーじゃないけど、私は好きだ。 「いや、それは分かったから・・・・」 実は・・・ 「もうえぇっちゃーんじゃぁぁ!」 「で、結局あそこでなにしてたのよ」 そうですよ聖さま、駄目ですよ話の流れをずらしちゃ。 「って、ずらしてるのはおまえだろおぉぉ!」
「普通にスルーかよ!」 「聖、貴女・・・」 「・・・はっ!待って江利子!これは激しく、蓉子と作者の陰謀渦巻く誤解なの!!」
「え、江利子・・・」 「説明、してくれるわよね?」 えりりん青筋たってるよ。 「さりげに、えりりんかよ。って、だから待ってって、江利子! ・・・・ここってバットの出所を突っ込むべき? 「突っ込まないで!そんなことしてる間に、私が殺られるっ!」 あ〜あ〜・・・・、 「・・・って、助けろよ!」 やだ。 「ふっふっふ、見捨てられたようね、聖」 「いや・・・最初からこんな扱いだし・・・」 泣かないで聖さま、いつかきっと報われる日が・・・
「・・・で?これ振り下ろしてもいい?」 「いや、よくないし、ちっとも!」 「じゃあさっさと先に進めなさいよ」 そうですよ聖さま、お話はもうちょっと、スムーズに進めないと。
惜しい。 「ちっ!はずしたか・・・」
「ええ、もちろん」 当たったら頭割れるね。 「ふっ・・・私の蓉子と祐巳ちゃんに手を出した報いよ!!」 「出してないってば!」 ていうかいつ江利子さまのものに・・・・
ほっ・・・・ 「出番、ふやしてね?」 う、うん・・・・・
「聖」 「ひゃいっ!」 「貴女とも長い付き合いだったけど、それもついに今日で・・・・」 「ま、待って江利子!ほんとになんにも・・・っていうかむしろ、私は被害者なのよっ!!」 涙ながらに身の潔白を訴える聖さま! 結末やいかに! 待て次号! ・・・・げふぅ!?
い、いちゃい・・・・ 「おまけに変なナレーションまでいれて・・・・ ・・・グスン。 「それで聖、貴女はただ単に、 「そうそう、だから私は何にもしてないんだってば」
ケーキだよ。 「・・・?だから蓉子に、 うん、蓉子さまと祐巳ちゃんの『手作り』ケーキ。 「なんですって・・・?」 「ば、はかっ!余計なことを・・・」 しかも『ハート』型。
「はわわわ・・・」 美味しそうに食べてたよね〜。 「い、今のうちに逃げねば・・・」 「ブツブツ・・・」
いや、この場合ただ単にカロリーで選んだなんですけどね・・・ 「聖!貴女、なんてうらやましいことを!!誰が被害者ですっ・・・て、あら?」 聖さまならもう逃げましたよ、ほら背中が見える。 「こらぁー聖〜!待ちなさ〜い!!」 「誰が待つかぁー!」
聖さまに未来はあるのか?!
台風一過、雲一つない青空に、響き渡る断末魔。
こうして、また一つ嫌いなものが増えてしまった、聖さまなのでした。 あぁ、いい天気だなぁ〜♪
あとがき(言い訳) ごきげんよ〜・・・・まだまだ暑いわ忙しいわで、ダレダレなキッドです。 あ、そういや9月5日のイベント「紅〜&白〜」に行ってきました。初イベントです♪ 感想やリク等年中受け付け・・・・てるけどメール公開してないから、 |