ヴィヴィオの日記R4 7月7日(晴れ)
七夕。 それは織姫と彦星が一年に一度、会うことを許される日。 それにちなんでか下界では恋人達の日だったり、お願い事を書いた短冊を笹につるしたりとかする。 まぁ、前半ともかく、後半はなんでそうなったのか知らないけれど。 「うーん……」 そして私、高町ヴィヴィオもとりあえずはまぁ、短冊に願いを書こうとしている最中だったりします。 いやいや、別にそんな、書いて吊るせば願いが叶うとか、さすがにもうこの歳じゃ思ってないよ? でもですね、ほら、とりあえずもらえるなら神頼みパワーだった欲しいわけでして…… 「あれ、ヴィヴィオ? まだ短冊吊るしてなかったの?」 「うん、まぁね……」 ひょいっと後ろから覗きこんで言うなのはママに曖昧に笑って返す。 なのはママはねー、大丈夫だと思うんだけど……ほら、内容によってはフェイトママが、ね…… 「てことは直球はダメだから……よし、これでいいや」 ちょっと婉曲な言い回し……っていうか、自分でもこれは微妙にあれな気がするけど…… まぁうん、私が分かってればいいことだしね。 「これでよし……じゃあ私宿題してくるね〜」 「うん、もう少ししたらご飯だからね?」 「はーい♪」 ◇ 「むぅ……」 「ん? どうしたのフェイトちゃん?」 「いや……ヴィヴィオの短冊なんだけど……これどういうことかな、と……」 「あぁそうだね〜……」 帰宅したフェイトの前にぷらんとぶら下がった白い短冊。 『Give Me 星空!』と書かれたそれに何をあげればいいのか、と首を捻る。 「さすがに私も星を取ってくるのは無理だしなぁ……」 「んー、まぁ、そうだけど……(……たぶんそういう意味じゃないと思うけど……言わない方がいいよね?)」 詳細は分からなくともなんとなく察しがついてるなのはは、相変わらず親バカのフェイトに苦笑するのだった。 ...Fin あとがき(言い訳)てことでヴィヴィオの日記ですが……Rバージョンの方でしたww つかRの方ってあんま日記っぽくないね(苦笑) まぁそんなわけで書いたはいいけどUPを忘れてましたごめんなさいww 原稿地獄に突入したキッドですが、締め切りまで頑張ります; 2011/7/17著
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