ヴィヴィオの日記R2 ○月△日
今日はとりあえずはやてさんのところに愚痴りに行った。 理由? んー、まぁ色々? 学校のことやら、手伝ってる管理局の仕事のことやら、ママ達のことやら。 とにかく色々だ。 「まったく、あれで自重してるつもりなんだから凄いよねママ達」 「あはは、まぁなのはちゃんとフェイトちゃんやからな〜」 「昔はまだしも、最近なんて私の存在空気だし」 「そりゃ、ようやく娘から手が離れたんやから、しょうがないんちゃう?」 「そんな他人事だと思って……はやてさんも家にくる?」 「嫌や」 「あ、ずる、逃げないでよ」 「なに言うてるん、ある意味ヴィヴィオより付き合い長いんやで? あの固有結界の凄さは身をもって知ってるんや」 なんて他愛無い話をだらだらと。 忙しいはやてさんは、たまのお休みでもこうして私の愚痴に付き合ってくれる。 悪いな、とは思うけど、こんな時間が好きでたまらない私には我慢なんて出来るはずもない。 はやてさんのお休みを聞きだしてはいそいそと毎回お邪魔しているのだ。 「しっかし、ヴィヴィオはうちによう来るなぁ〜」 「えーっと……迷惑かな」 「んや、全然かまへんよ、うちで良ければいつでも来たらええよ」 「ありがとうはやてさん、じゃあ甘えついでにお嫁さんになっ」 「嫌や」 「ちょ、さっきと同じレベルの受け答えとかっ!?」 「あほ言うとらんで、とっとと恋人の一人でも作りー?」 「うぅぅ……」 ……と、この調子でいつまでたっても相手にしてくれない。 くぅぅぅ……ま、負けない、負けないもん。 フェイトママだって諦めなかったからなのはママと結ばれたって言ってたもん。 絶対諦めないんだからぁー!! ◇ 「クシュンッ!」 「あれ、フェイトちゃん風邪?」 「うぅ……おかしいな、全然元気なはず……」 「どれ……んー、熱はないね?」 「な、なのは、顔ちかい……」 妻とキャッキャウフフな毎日。 だけどそんな自分の言葉が、娘にアレな方向で影響を与えているとは夢にも思っていないフェイトであった。 ...Fin あとがき(言い訳)TOMさんのおかげでどんどんヴィヴィはやに流れていくキッドです、ごきげんよう(笑) いや、いまだになのヴィヴィとかヴィヴィなのも好きですので、ご心配なく♪ どれも安心して美味しく食べさせていただきます(じゅるり) そして無防備ななのはさんを目の前にしたフェイトさんもきっと美味しくいただいたものと思われます(笑) 2009/5/12著
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