「ねぇなのは……」
「んー?」
「いや、んー? じゃなくてさ……」
「どうかしたのフェイトちゃん?」
「いや、あの……」
しれっとした表情で黙々と作業を進めるなのは。
堪りかねて声をかけても興味なさげな反応しか返ってこない。
この状況を見てなんとも思わないのかな、なのはは?
「あ、動かないでよフェイトちゃん」
「そ、そんな、動くなって言われても……」
おまけにこれだ。
私が居心地の悪さに身じろぎをすると、途端になのはから注意が入る。
「じっとしててくれないと終わらないよ?」
「うぅ……でも、でもぉ……」
そうは言ってもこの状況は拷問だ。
動くのを許してもらえないだけならまだしも……
その……
「なのは……」
「ん?」
「あの、そろそろ、服、着ちゃダメかなぁ……」
「えー」
私のお願いに抗議の声を上げるなのは。
そう、今の私の格好といえば、下着一枚で他には何も着けていない。
裸の胸元がすーすーするから手で押さえてはいるけど、なのはに怒られるので服は着られない。
な、なんでこんなことになったんだっけ……
「……はっ、そ、そうだよ、なのはが服を作るのにサイズを測るから脱いでって言ったんじゃない!」
「そうだけど?」
「な、なのにどうして、いつの間にかデッサンまで始めてるの!?」
「んー……きまぐれ?」
「ちょ、そんな!?」
元々は確か、新しく服を作るとかでサイズを測りたいとかなんとか、そんな話だったはずだ。
なのになのはってば、測り終わっても服を着せてくれなくて。
いつの間にかデッサンまで始めてるし……いい加減ちょっと寒いよなのは〜……
「大丈夫大丈夫、もう終わるから……ん、よしっと」
「……お、終わった?」
「うん、終わったよ」
「……はぁぁ〜……」
なのはの言葉にどっと疲れた私はその場で膝をつく。
モデルまがいのことをこんな格好でしたのだから、気力体力共にごっそりと削られた。
せっかく二人そろってオフなのに……ひどいよなのは。
「もう、ひどいよなのは!!」
「にゃはは、ごめんごめん、フェイトちゃんの反応が可愛くてつい」
「ついって……はぁ……」
「ごめんねフェイトちゃん、責任はちゃんと取るから」
「責任って……ちょ、なのは、な、なんで圧し掛かってくるのかな!?」
スケッチブックを片付けたなのはは、笑顔で私の方へと迫ってくる。
のしっ、と膝をついた私の上に圧し掛かってくる。
私の方は触れ合う部分がほとんど素肌で、服がこすれるたびに熱を持つ。
「え、だってフェイトちゃん身体冷えちゃったでしょ?」
「そ、それは確かにそうだけど……」
「うん、だからね、ちゃんと責任持って暖めてあげるから安心して?」
「ななななな……」
「フローリングだからちょっと背中が痛くなるかもしれないけど」
「そ、それ絶対なのはがしたいだけ……きゃぁぁぁぁーーーーーっ!?」
……その後、しっかりと“責任”をとってくれたなのはによって、私のオフは消化されたのだった。
うぅぅ……なのはのばかぁ……ぐすん。
...Fin
あとがき(言い訳) とりあえず新規リンクを張らせていただいたへっぽこ放置絵日記さんの手ぶらフェイトさんから勝手に妄想。
やー、うん、だって可愛かったんだもん(笑)
脱がされてる!誰に?なのはさんですよね分かります!!……みたいな(笑)
勝手してすみませんm(_ _)m
でも妄想パワーは止められないんです(マテ)
さー……な、夏コミの原稿やらなきゃ(汗)
2009/7/4著
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