見上げた空は一面の青だった。
だから惹かれるように飛び立ってしまった。
それが30分ほど前だっただろうか?
何をするわけでもない、ただ飛ぶだけ。
そんなことを飛び立ってからずっと繰り返していた。
加速して、風を受けて、弧を描き反転する。
ただそれだけのこと。
なのにこんなに満たされてしまう私は、きっと陸の人間ではないのだろう。
そんな思考を遮るように、何かが光った。
視界の端で明滅する閃光。
あれだけ惹かれていた空に見向きもせずに私は光へと進路を転じた。
飛び続けることなどできないと分かっているのに、飛び続けるしかできない私。
いつか墜ちる時がくると知っているのに。
だけど、それでも私が飛べるのは、戻るべき場所がそこにあるから。
「なのは」
「フェイトちゃん」
どんな時でも、貴女の腕の中が私の居場所。
...Fin
あとがき(言い訳) おぉう、原稿書かなきゃなのに、なんぞ30分のマッハで書けた。
ども、夏コミ明けから即仕事で毎日残業しながらフル稼働のためそろそろお花畑が見えるキッドです。
ごきげんにょ〜(死)
夏コミはお疲れ様でした〜。
いや、なんか色々凄まじすぎて、楽しかった分ずっしりと疲労が残ってます。
や、土曜日も今週は出勤だし、日月はお泊り会だし、サンクリ新刊の締め切りは9月下旬だし……
三、四人くらいに分裂できたらと、かなり本気で思っております(苦笑)
そんな中とりあえずちょっと真面目なものを書きたくなって、上のやつを殴り書き。
すみません、SSってよりショートで(^^;)
とりあえずSSの方はサンクリに原稿の方を仕上げなきゃなので(汗)
仕事も私生活も、なんやかんやと色々ありますが……ま、頑張りますので、
例によって生暖かく見守ってやってくださいな(キ^^)ノ
2008/8/23著
リリカルなのはSS館へ戻る