Trick & treat♪

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「んっ・・・・」
「あっ・・・ん・・・・」
 
 
 
 
なのはを抱きよせ、角度を変えながら何度も口付ける。
浅く、深く、愛しさの全てを乗せるように、幾度も。
 
 
 
 
「なのは・・・ん・・・・・」
「フェイトちゃん・・・・んんっ」
 
 
 
 
頬を撫で、その亜麻色の髪を梳いた手を背に回して抱き締める。
 
 
 
 
「なのは、いい?」
「うん、フェイトちゃん・・・・・」
 
 
 
 
耳元で囁くと、小さく、けれどはっきりした声で答え、なのはが頷いてくれる。
私はそのまま彼女をベッドに横たえると、その上に覆いかぶさった。
そしてもう一度口付けると、口内へ舌を侵入させる。
 
 
 
 
「ふっ・・・ちゅ・・・・ん」
「んぁ・・・はぁ・・・んんっ・・・・」
 
 
 
 
すぐになのはの舌を絡め取ると、伸ばした舌で濃厚な愛撫を加えていく。
激しく舌同士を絡め、時に舌先で優しく撫で、唇で挟み込む。
その度になのはの唇の隙間から、熱を帯びた吐息が漏れ、それが私の情欲を更に煽る。
 
 
 
 
「はっ・・・なのは・・・・」
「ふぁっ・・・フェ・・トちゃ・・・・」
 
 
 
 
息が上がってきたなのはから舌を抜き出すと、二人の間に銀色の橋がかかる。
それをしっかりと舐め取ると、私はなのはの首筋へと顔を埋める。
そのまま首筋を舐め上げ、強く吸い付くと、はっきりと赤い花が咲いた。
私のものだというその印を、更に刻むべく服を脱がせると、なのはの感じやすい場所を中心にして、いくつも花を咲かせていく。
 
 
 
 
「やっ!フェイトちゃっ・・・・んあっ!」
「ふふ、可愛いよなのは・・・・・」
 
 
 
 
刺激に耐えられず、声をあげ反射的に逃げようとするなのはの身体を押さえ、
両足の間に割り込むと、早々に秘所に口付け、中へと指を進める。
そのまま、膣壁の敏感な部分を擦るように動かしていく。
 
 
 
 
「んあぁっ!?やぁっ、ちょ・・・激し・・・・」
「んん?そうかなぁ?」
 
 
 
 
そんな風に抗議の声を上げるなのはに反するように、なのはの中は私の指を引き込んだまま離さない。
むしろ奥へ奥へと、引き込もうとさえしている。
私はそれに応えるように、指の本数を増やすと、速いペースでなのはの中を突き上げていく。
 
 
 
 
「やっ!?あっ!・・かきまわさないで・・・・あぁっ!?」
 
 
 
 
必死に私にしがみつくなのはを抱き締めて、更に指の動きを速くする。
同時に、なのはの爪が当たる私の背中にも小さな痛みが走るが、今の私にはそれすらも行為を加速させる材料にしかならない。
 
 
 
 
「ひぁっ!やっ・・も・・・・あぁぁっ――――!!」
「なのは・・・・」
「・・・あ・・・はぁ・・・ふぅ・・・・・ふあぁぁっ!?」
「ふふ、なのは、もっと鳴いて?」
「ダメ、やらぁっ、今イッたばかり・・・・・・んあぁぁっ!?」
 
 
 
 
そんな訳で、完全にスイッチが入った状態の私が、一回で止まるはずもなく、
その調子で攻め続け、なのはが三回目の絶頂を迎えたところで、私はようやくなのはの中に埋めていた指を引き抜いた。
 
 
 
 
「ん・・・凄く可愛かったよ、なの・・・は?」
 
 
 
 
そして肩で荒い息をしているなのはに軽く口付け、あわよくばもう一ラウンド、
などと考えていた私の視界は、いつの間にかベッドではなく天井を捉えていた。
 
 
 
 
「な、なの・・・は・・・・・?」
「・・・・・・・・」
 
 
 
 
どうやら、なのはに体勢をひっくり返されたらしい。
そして当のなのはが私のお腹の上に乗っていて、私は身体を起こそうにも、身動きが取れない状態に陥っていた。
 
 
 
 
「なのは・・・あの・・・・・」
「・・・・・フェイトちゃん」
 
 
 
 
無言で私を見下ろしていたなのはがやっと喋ってくれたことで、ホッと一息つこうとして気がついた。
目が笑っていない。
いや、この上もなく極上の笑顔を浮かべてはいるのだ。
それこそ、局員の十人や二十人くらい簡単に落とせそうなほどに。
そしてそれが視線とのギャップを、尚更際立たせている。
激しく危険信号を打ち鳴らす本能のままに、なんとか逃げ出そうとするが、それもなのはによって封じられてしまう。
 
 
 
 
「な、なの・・・!?バ、バインドっ!?」
「ふふふふ・・・・逃がさないよ、フェイトちゃん」
 
 
 
 
ニッコリと笑うなのはの笑顔に、ザーっと、音を立てて血の気が引いていく。
 
 
 
 
「ふふ・・・・フェイトちゃんもお菓子持ってないんだから、悪戯されるべきだよね?」
「あぅ・・・・」
 
 
 
 
怒ってる、怒っちゃってるよ、あぁどうしよう。
 
 
 
 
「だから・・・・そのままの状態でスターライトブレイカーを受けて」
「はいぃっ!!?」
「もしくは、私が満足するまで鳴き続けて」
「ちょっ、えっ!?」
「今ならこの二択から選ばせてあげるけど、どうする?」
 
 
 
 
すみません、ちょっと、いや、かなりやりすぎちゃったみたいです、ごめんなさい・・・・・
 
 
 
 
「え、えと、普通にするんじゃ・・・・ダメ?」
「ダメ♪」
「うぁ・・・・・」
 
 
 
 
そしてそんななのはに、私のプランは最高の笑顔で否定され、目の前には究極の二択が残された。
 
 
 
 
「・・・うぅ、もう好きにして・・・・・・・・」
「にゅふふ、いっぱい鳴いてもらうからね、フェイトちゃん♪」
 
 
 
 
私の返答に、嬉々として私の服をなのはが脱がせ始める。
どうせ激しいなら、魔力ダメージよりなのはの指の方がいい・・・・と、思う・・・・たぶん。
それに、なんかもうあれだけど、なのはが楽しそうにしてるからまぁいいかー・・・・
なんて、既に現実逃避を始めた頭の片隅で、ひっそりと思うのであった。
 
 
 
 
 
<おまけ>
 
 
「・・・・・・・(ムスッ)」
「あのねヴィヴィオ、これは、その・・・・」
「ちょっとした夫婦のスキンシップであって・・・・痛っ!?」
「フェイトちゃん!!」
 
 
 
 
その小さな頬をいっぱいに膨らませて、怒ってます!と主張する愛娘に二人揃ってご機嫌を伺う。
途中、素晴らしい角度でなのはのチョップが炸裂したが。
うぅ、やましい意味じゃないのに。
 
 
 
 
「うぅー、ママたちだけでおふろにはいっちゃうなんてズルイ!ヴィヴィオもいっしょがいいのに!!」
「ご、ごめんねヴィヴィオ・・・・」
「その、色々と事情があってね・・・・イタタ!痛いってなのは!?」
 
 
 
 
結局あの後、たっぷりとなのはに仕返しをされたため、かなり時間が危なくなって、
二人で慌ててシャワーを浴びたから、髪を乾かしたりするのが間に合わなくて、
二人で一緒にお風呂に入ったことが、ヴィヴィオにばれてしまったのだ。
仲間はずれにされたと思ったのか、帰ってきたヴィヴィオは現在ひどくご機嫌斜めなのだった。
 
 
 
 
「ヴィヴィオもいっしょにおふろはいるのぉー!」
「う、うぅ〜ん・・・・これは、もう一回お風呂かな?」
「そうみたいだね・・・・・」
 
 
 
 
私はもちろん、さすがのなのはもヴィヴィオには弱い。
この日私は、二回目のお風呂と共に、胸の内で怒らせてはいけない人のリストに、娘の名前を書き込んだのであった。

 
 
 
 

...Fin

 
 


あとがき(言い訳)

そんなこんなで書いちゃいました、ハロウィンの続き18禁部分!(笑)
誰だよ!こんな<自主規制>ばっかりなこと考えてるやつは!
え、私?(笑)
いや、でもリクエストに沿ったまでだよ!(ぇ)

そしてふと気がつけばかなり性急な内容だし。ほら、ヴィヴィオが帰ってくる時間を考慮してたから・・・・・
とか言いつつ、フェイトさんが辛抱たまらんかっただけだと思いますが(笑)
後は、なのはさんの攻め部分も書こうと思ったんですが・・・・力尽きました(苦笑)

おまけはヴィヴィオの日記への布石です。
あれだ、要するにフェイトさんが一番弱いんだよ、きっと(笑)

再就職活動の面接やらが日々あって、更新がちと遅れてますが、
そんな感じで今後もまったりとUPしていきたいと思いますので、のんびりとお付き合いくださいませ〜m(_ _)m

200711/6著


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