私だけの彼女


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「さて・・・と、じゃあどうしようかな・・・・」
 
 
 
 
結局、三人がじゃれてる隙に、そそくさと帰ってきた私達。
そのまま私の家に直行し、そして現在に至る。
 
 
 
 
「あの・・・なのは・・・・」
 
 
 
 
自分の勉強イスに座り、思案している私に、
ベッドの前で、所在無さげに立っているフェイトちゃんが、呼びかけてくる。
その格好はもちろん制服姿のままだけど、
帰ってくるまでに、ほとんど乾いてしまったシャツからは、
フェイトちゃんの形のいい胸の膨らみを、感じ取ることが出来るのみで。
いや、普段はそれでも充分すぎるくらいなんだけれど、
どうにもスイッチが入っちゃったこの状態には、物足りなく感じてしまう。
 
 
 
 
「うん・・・フェイトちゃん」
「んと、何なのは?」
「とりあえず、制服脱いで」
「え・・・・・ええぇっ!?」
 
 
 
 
私のセリフに、真っ赤になって慌てるフェイトちゃん。
お仕置きするって言ったんだから、分かってるはずなのに、本当に可愛い。
 
 
 
 
「もう、フェイトちゃんってば・・・・分かってたはずでしょう?」
「それは、そうだけど・・・・でもいつもは・・・・・・」
 
 
 
 
そう、いつもならキスや愛撫しながら私が脱がせていく。
でも今日はお仕置きだから。
うんと可愛い姿、見せてもらわなくっちゃね。
 
 
 
 
「だーめ、今日はお仕置きなんだから」
「うぅ・・・・」
「ほら、まずは上着からね」
 
 
 
 
そう言うと、しぶりながらもフェイトちゃんは上着を脱ぎ始める。
まぁすぐに、恥ずかしいなんて言ってらんなくしちゃうけどね。
 
 
 
 
「うん、そう・・・・あ、シャツは後、次はスカートね」
「ん・・・・これでいい?」
「うん、次はシャツのボタンだけはずして」
「んと・・・・こんな感じ?」
「OK、それじゃそのまま一時停止」
「一時停・・・・って、えっ?」
 
 
 
 
フェイトちゃんに『待て』をして、私はその肢体を眺める。
私に指示された通りに服を脱いだフェイトちゃんは、黒い上下の下着の上にシャツを一枚はおっただけ、
という格好で、困ったようにこちらを見ている。
うん、絶景かな絶景かな。
 
 
 
 
「あの・・・なのは・・・・・」
「あ、隠しちゃだめだってば、フェイトちゃん」
「う・・・・だって・・・・・・」
 
 
 
 
耐え切れずに、自分の手で身体を隠すフェイトちゃんに詰め寄り、手首を掴んで手をどけさせる。
そして間近で改めて、その身体を眺める。

黒いブラに包まれた豊かな胸。
くびれたウエストに、下着で覆われた下腹部。
そこからスラリと伸びる長い足。

う〜ん・・・・・・もうね、なんていうかこう・・・・・・・・
 
 
 
 
「美味しそう・・・・・」
「え、ちょ、なのは・・・・んむっ!?」
「ん・・・・ごめんフェイトちゃん、そろそろ私が限界」
 
 
 
 
言うが早いか、私はフェイトちゃんを押し倒し、
突然のことに驚いている、フェイトちゃんの口内へ舌をねじ込んだ。
舌を絡ませながら唾液をフェイトちゃんの口内へと流し込む。
フェイトちゃんが、それを飲み下すのを確認してから唇を離すと、
その白い喉に舌を這わせた。
 
 
 
 
「んああ・・・・なの・・・は・・・・・」
「ん・・・・フェイトちゃん、凄く甘い・・・・・・・」
 
 
 
 
味わうように、何度も舐め上げる。
その度に感じる、フェイトちゃんの甘み。
舌で感じているのか、脳で感じているのかは分からない。
確かなのは、それが抗い難い強さで私を引き付けるということ。
溺れてるなあ、私・・・・・・
そう思うものの、悪い気はしない。
それにもう、溺れてしまっているのだ。だったらとことんまで付き合おうじゃないか。
 
 
 
 
「ふぁ・・・んん・・・・・」
「んん・・ちゅ・・・・フェイトちゃん可愛い・・・・・・」
 
 
 
 
首から鎖骨、ブラをはずし胸にかけて赤い痕を穿っていく。
一つつけるたびに漏れる声が可愛くて、いくつも痕をつけてしまう。
後で怒られるかな?とも思うけど、今はフェイトちゃんを鳴かせる方が重要だ。
その為にと、伸ばした指先をフェイトちゃんの下着の中に滑り込ませた。
 
 
 
 
「んあっ!?やっ・・・・なのは・・・・・・」
「凄い濡れてるよ、フェイトちゃん」
「やぁ・・・言わないで・・・・・」
「学校から帰ってくる前から期待してたでしょう?」
「そんなこと・・・・・」
 
 
 
 
ない、とは言わせないように指を動かすと、
フェイトちゃんの喘ぎ声と、クチャ、クチュ、という水音が上がる。
 
 
 
 
「ほら、こんなに音がする程なんだよ?」
「・・・っ!いじわるっ・・・・・」
 
 
 
 
フェイトちゃんは涙目で睨みつけてくるけど、それってたぶん逆効果。
そんな可愛い顔されても、私を煽るだけなんだから。
私はニヤリと笑うと、秘所に這わせていた手を動かし始める。
蜜が溢れる入口を掠めるように何度も動かし、時折陰核にも微かに触れる。
でも決して中には入れない。
そして当然、先に音を上げたのはフェイトちゃんの方で。
 
 
 
 
「やぁっ・・・!?なのは・・・お願っ・・・・・!」
「ん〜、何がお願いなのかな、フェイトちゃん?」
「ひぁっ・・・・もっ・・・中・・・入れて・・・・・んああっ!?」
「よくできました・・・・たっぷりご褒美あげるね」
 
 
 
 
フェイトちゃんのお願いに応えるべく、一気に2本突き入れると、
その刺激だけで、軽く達したらしい。
けれどご褒美はまだまだこれから。
中を指で掻き回しながら、奥を突く。
 
 
 
 
「やっ!あぅっ!!」
 
 
 
 
何度も腰を跳ね上げるフェイトちゃんの中を容赦なく動き続ける。
 
 
 
 
「あっ!やっ!・・・もっ・・・・あ、ああぁぁっ・・・・!!」
 
 
 
 
更に指を3本に増やし、奥の方を激しく突くと同時に、
弓のように背を反らせ、フェイトちゃんが達した。
 
 
 
 
「・・・う・・あ・・・はぁ・・・・・」
 
 
 
 
快感が通り過ぎると、フェイトちゃんはベッドに身を沈ませ、短い息をつく。
まだ絶頂の余韻に浸っているその顔は、
赤く染まり、えもいわれぬ色気を放っている。
ゴクリ、と唾を飲み込むと、私はフェイトちゃんに向けて言った。
 
 
 
 
「フェイトちゃん・・・・先に謝っておくね」
「ん・・・え・・・・?何・・・が・・・・・?」
「明日、動けなくなっちゃったら、ごめん」
「・・・・え?それって・・・あっ、ちょっとまっ・・・んんっ!!?」
「第二ラウンド開始、だよ」
 
 
 
 
明日の予定とかが、チラリと頭をよぎったけれど、
今は、私の下で切なく喘ぐフェイトちゃんしか、目に入らない。
私はまたフェイトちゃんをイカせるために、激しい愛撫を再開したのであった。
 
 









 
 
「暑い、だるい、腰が痛い」
「ごめんなさい・・・・・・」
 
 
 
 
全身から不機嫌です!っていうオーラを発しているフェイトちゃん。
三つのうち後者二つは確実に私のせいなので、本来ならば言い訳のしようも無い。
でもね、フェイトちゃん。
 
 
 
 
「フェイトちゃんが可愛すぎるから、いけないんだよ」
「なっ!なのは!!」
 
 
 
 
私の物言いに、真っ赤になって怒るフェイトちゃん。
そういうのも全部、可愛く見えるだけだって言ってるのにね。
私はクスリと笑うと、文句を言い続けるフェイトちゃんの耳元で囁いた。
 
 
 
 
「だからね、これからも・・・・・」
「・・・・・っ!!?」
 
 
 
 
私にしか見せない姿、沢山見せてね・・・・って。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに余談だが、昨日アリサちゃんを狙ったはやてちゃんは、
すずかちゃんに後方から撃墜され、おまけに本日は風邪で欠席になったらしい。
 
 
 
 
「・・・へっぷしっ!!・・・・うぅ〜、やっぱすずかちゃんが一番おっかないわ〜・・・・・ズズッ」
 
 
 
 
体育のスーパースター恐るべし

 

  
 

...Fin


 


あとがき(言い訳)

こうして18禁が増えていくんだな〜と実感しているキッドです、ごきげんよう(笑)
そんな訳で、リクエストの多かったお持ち帰り部分のSSです♪
めっちゃくちゃ、なのはさんが楽しそうに致しておりました(笑)
ぶっちゃけ、うちSはなのはさんで、Mが多分フェイトさんみたいです。
Sっ気全開のなのはさんは、私も書いてて楽しかったですし。
まぁなんにしても、二人のイチャイチャは書いてて幸せです♪エネルギーの元(笑)
とりあえず、こんな感じでいかがでしたでしょうか?皆さんのご期待に沿えてましたでしょうかね?(^^;)

さて、そろそろまたヴィヴィオが書きたくなってきたので、次回は短編&ヴィヴィオの日記予定♪
癒し系ヴィヴィオを想像しながら、まったりとお待ちくださいませ〜(キ^^)ノ

2007/8/12著


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