貴女だから(後編)


 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
「こんなにぃ〜そばにいて〜どんなに向き合っててもぉ〜、はぁびばのんのん」


あー、あかんわー声出てへーん。
これは明日のカラオケ大会はあかんかもなー。
さすがに昨日一人で6時間耐久やってきたんは、やばかったかもしれん。
しかも今日は遅なってまうし・・・・なんで私がプリントの作成手伝わなあかんねん。
教師なら一人でやれや、ほんまに。
ついとらんなー、しかも前方にはぼけっと突っ立ってるお化けがぁー・・・・


「・・・・って、一人で何しとるん、なのはちゃん?」
「・・・・はやてちゃん」
「え、ちょおっ、何で泣いて・・・・」
「はやてちゃんっ!!」
「ぬあぁぁぁぁっ!?」


泣き濡れた美少女きたーーーー!?


・・・・って、ちがーーーーう!!!!


あかん、あかんで私。いくら大好物やからってこれはまずい。
つーか金色の死神に狩られるし!


「はやてちゃん・・・うくっ・・・・」
「あーあーあー・・・・」


理性が砕ける5秒前。
って、せやからそれはあかんて私。
なのはちゃん泣いとるんやから。

これは、あれやな。
フェイトちゃんあたりと、なんかあったんやろな〜・・・・・


「えーっと、なんや分からんけど、とにかく帰ろうなのはちゃん」
「ひっく・・・うっ・・・・」
「こんなところに何時までもおったら、風邪ひいてまうて」
「ふぇっ・・・・はやてちゃん・・・・」
「な、後でいくらでも話なら聞いたるから。これ以上身体冷やしたら、ほんまにあかんよ?」
「ん・・・うん・・・・・」


抱きついてきたなのはちゃんの身体はかなり冷えとって、
相当長い時間ここにいたことが伺えた。
このままやったら確実に体調を崩すんは間違いない感じやった。
かと言ってこのまま帰すわけにもいかんやろ?
せやからとりあえず、うちに連れてくことにしたんやけど・・・・


・・・・別に下心ちゃうで?守護騎士の皆もおるし。


なのはちゃん連れて帰ったらえらいびっくりされてもうたけど。
・・・・私が泣かしたんとちゃうよー?






「・・・・様子はどうだシャマル」
「うーん、相変わらず、かしら?」
「そうか・・・・」
「お茶菓子の一つでも持って行きたいんだけど・・・・」
「ああ、だが主はやてがお決めになったことだ、我々は立ち入らない方がいい話なのだろう」
「ええ、そうね・・・・」
「・・・・なぁ、なんであいつ泣いてたんだろ・・・・・・」
「ヴィータちゃん・・・・大丈夫よ、心配しなくてもはやてちゃんがついてるから」
「べ、別に心配なんかしてねーよ!」


・・・・なんや、うちの子達がかわええ会話しとるなー。
私のことには気がついてへんみたいやけど。


「ヴィータはええ子やな〜、でもほんま、シャマルの言う通り大丈夫やよ?」
「は、はやて!?」
「はやてちゃん・・・降りてきて大丈夫なんですか?」
「ん、とりあえず飲み物取りにきたんよ、水分補給はちゃんとせな」
「あ、そうですか、じゃあこちらを・・・・・」
「ん、ありがとうなシャマル。ほんなら私は戻るから・・・・覗いたらあかんえ?」
「承知しております」


シグナムは真面目さんやなー、冗談でゆうとるのに。
うちの子達がそんなことするとは私も思うてへんし。


「よっと・・・なのはちゃん飲み物持ってきたでー」
「あ、うん・・・ありがとう、はやてちゃん」
「ん・・・・さっきよりは落ち着いた?」
「あ、あはは・・・・ごめんねはやてちゃん」
「気にせんでええて、私は話聞いただけなんやから」


まぁちょいヘビー、というか突然のことやったから、びっくりはしたけど。
ていうか、やっぱりフェイトちゃん、それ見てもうたんやなー。
まさかとは思ったんやけど・・・・・


「私の方こそごめんな、なのはちゃん」
「え、ど、どうしてはやてちゃんが謝るの?」
「いや、あの時私がちゃんと説明できとったらなーって」
「そんなことないよ、はやてちゃんはちゃんと注意してくれたのに・・・私が、何にも分かってなかったから・・・・」
「なのはちゃん・・・・」

「・・・・私、どうしたらいいのかな・・・・・・」
「それは・・・・なのはちゃんが自分で考えな、あかんよ」
「うん・・・・・」
「ただ・・・・」
「ただ?」

「嘘ついたら、あかんよ?言い訳つこうて、自分の気持ちに嘘をつくんだけは、絶対にあかん」

「はやてちゃん・・・・」
「私に言えるんは、それだけや」
「・・・うん、ありがとうはやてちゃん」
「ええて、ほんまに私は話聞くだけしかできんのやし」
「ううん、話聞いてくれて、凄く嬉しかったよ・・・・」
「ん、ほんならそろそろ帰る?」
「うん、帰って一人でちゃんと、考えてみるよ」


そう言って笑うなのはちゃんは、まだ完全に吹っ切れたって感じやなかったけど、
とりあえずは持ち直してくれたみたいで一安心や。
玄関から見送った背中は、ちゃんと伸びとって、少しほっとしたわ。
まーなんにしてもや・・・・・


「うまくいってくれたら、ええんやけどな」











キィィ・・・バタン


「はぁ・・・・・」


家に帰りつくと、着替えもせずに、私はそのままベッドに倒れこんだ。
なんだか色々ありすぎて、いっぱいいっぱいだ。
それでもはやてちゃんに話を聞いてもらえて、どうにか帰ってこれたのだけど。


「フェイトちゃん・・・・」


フェイトちゃんは今どうしているだろう。
思い浮かぶのは別れ際に見せた辛そうな顔ばかりで。
止まったと思った涙がまた溢れ出してくる。


傷つけてしまった。苦しめてしまった。
誰より守りたい人だったはずなのに。
フェイトちゃんが私を好きだと言ってくれて、素直に嬉しい。
だけど同時に、とても・・・・怖い。


それを受け入れてしまったらどうなるのだろう。
恋人同士?
だけど・・・・・女の子同士なんだよ、私達。
子供を作ることだって出来ない。
人一倍家族を欲しているはずの彼女に、私じゃその願いを叶えてあげることも出来ない。


私じゃ・・・・・


『嘘ついたら、あかんよ?言い訳つこうて、自分の気持ちに嘘をつくんだけは、絶対にあかん』


「っ!?・・・・はやてちゃん」


瞬間、はやてちゃんの言葉を思い出す。
不安で塗り固められそうだった意識が一気に覚醒する。
はやてちゃんは私がこうなることを見越して、ああ言ったのだろうか。


偽らない、自分の気持ち。


私・・・・私の気持ちは・・・・・・


「フェイトちゃんが、好きだよ・・・・・」


泣かないで欲しいの、笑ってて欲しいの、私の・・・・傍にいて欲しいの・・・・・・・


捨てればいいってわけじゃない、逃げればいいてわけじゃ、もっとない・・・・・


だから・・・・・・


「ちゃんと、言わなきゃね・・・・・」


捨てたくないから、逃げたくないから。

この想いを・・・・届けたいから・・・・・・・


「・・・・よし!頑張ろう!」


同じように苦しんだはずのフェイトちゃんは、ちゃんと伝えてくれたのだから。


そう思い気合を入れたところで・・・・・無常にも事件は起こるものなのだった。


『Master!! Emergency Distance!!』

「えっ!?緊急通信!?」


『なのはか?クロノだ。急ですまないがすぐに動けるか?』
「う、うん、大丈夫だよクロノ君。でも何があったの?」
『調査中だったロストロギアの活動が確認された。目標座標に向け転送ポートを開くからすぐに向かってくれ!』
「分かった!行くよ、レイジングハート!」
『all right』
『よろしく頼む、フェイトとはやても既に現場に向かっているから』
「え、あ、う、うん、分かった、大丈夫」


そ、そっか、そうだよね。
フェイトちゃんも行ってるはずだよね・・・・・
顔を合わせるのは明日だと思ってたんだけど・・・・
はっ!ダメダメ、今はお仕事頑張らなくちゃ!


慌ててぶんぶんと首を振り、転移に集中する。


そして目を開けて入ってきた光景は・・・・・


「さ、砂漠ぅ!?」


こ、こんなとこで動くロストロギアっていったい・・・・


『調査及び追跡中だったロストロギアの所有者が、ここで追いついた武装局員相手にロストロギアを発動させたんだ』
「あ、なるほど」


そういうことか。
こんなところで勝手に発動するのを想像しちゃってた。


「おーい、なーのはちゃーん」
「はやてちゃん!」
「とんだタイミングやったなあ、なのはちゃん」
「う、うん、でも早くなんとかしないとね」
「せやな。なんや、答えもでたみたいやし」
「うん・・・・ありがとう、はやてちゃん」
「せやから、何度もええてゆうとるやろ?・・・・後で揉ませてくれれば」
「は、はやてちゃん!?」
「あはは、冗談やって。ほんなら行こか?フェイトちゃんが先行して足止めしとるはずやから」
「うん、行こうはやてちゃん!」


なんかとても不穏な単語が聞こえた気がするけど・・・・
じょ、冗談だよね?
・・・・でも、はやてちゃん胸好きだからな〜・・・・・・
なんて考えながら、警戒しつつちょっとはやてちゃんから離れて飛行する。


「・・・・いくら私でもこの状況で揉んだりせえへんて」
「そ、そうだよね〜、あははは・・・・・・」
「後で、ってゆうたやろ♪」
「・・・・・」


や、やっぱり揉む気なんだ・・・・・
どうやって逃げようか、割と本気で考えていると前方に大きな影。
そしてその影に一筋の雷光が落ちた。


「おー、やっとるなー」
「フェイトちゃん!」
「・・・!!なのは・・・・」
「あの、フェイトちゃん・・・私ね・・・・」
「・・・・」
「あー、お二人さん、今はそれどころちゃうんやけど」
「あ、ご、ごめんはやてちゃん」


ああ、ダメだ。
仕事に集中しようとさっき決めたばかりなのに、
やっぱりフェイトちゃんのことばっかり考えてる。


「ほらほら、やっこさん随分とお怒りみたいや・・・・来るで!!」


一斉に散開する。直後、私達がいた空間を強烈な一撃が通り過ぎた。
砲撃を放った相手を改めて確認する。
文字通り、こう・・・・『鉄巨人』といった感じの人型戦闘兵器だ。
その図体からして、動き自体は大して速くないのだが、その分強力なバリアと先ほどの砲撃がある。


「ほんなら私とフェイトちゃんが撹乱するから、なのはちゃんはどんどん撃ちまくってな」
「分かった、まかせて!」


その後は作戦通りに二人が相手の注意を引いてくれたので、
私は遠慮なく砲撃に集中することが出来た。
相手の攻撃後のタイムラグ中にディバインシューターやディバインバスター当てていく。
ほんとはスターライトブレイカーも撃とうと思ったんだけど・・・・怖いからやめて、と言われた。
・・・・当てたりしないのに。

しばらくそれを続けると、ついに鉄巨人は膝をつきそのまま崩れ始めた。

チラりとフェイトちゃんの方をみる。
後はこの鉄巨人を封印すれば今日の任務は終わりだ。
そうすれば・・・・・私は、フェイトちゃんに・・・・・・


『Master!!』


「っ!?しまっ・・・・きゃぁぁぁぁーーーー!!!」


「なのは!!」
「なのはちゃん!!」


その油断がいけなかった。
相手はまだ活動を停止してはいなかったのに。
ギリギリで防御魔法を発動したものの、
圧倒的な威力の前に、バスターの連射で減っていた魔力を更に削られる。
そしてその一撃に耐え切ると同時に、私は意識を手放した。











「う、あ・・・・ここは・・・・・」


電気の眩しさに目を細めつつ、ゆっくりと目を開く。
あたりを見回すと、周りには医療機器が並んでいた。
多分アースラの医務室だろう。


「あ・・・フェイト、ちゃん・・・・」


そして私が寝ていたベッドの脇には、フェイトちゃんの姿があった。
ずっとついててくれたのだろうか?
フェイトちゃんは私の左手を握ったまま、ベッドにもたれて眠っていた。
時計を見るといつの間にか日付が変わっていた、意識を失ってから結構経っていたみたいだ。


「ん・・・・」
「あ、ごめん、フェイトちゃん。起こしちゃった?」
「・・・・っ!?なのは!?ごめん、私寝ちゃってて・・・・」
「ううん、いいよ。・・・・ずっとついててくれたんでしょ?」
「・・・うん」
「・・・・ありがとうフェイトちゃん」
「そんな、だって、私のせいでしょう?私があんなこと言ったから集中出来なくて・・・・」
「えっと・・・・」


発端は確かにそこだけど、あれは完全に私の不注意だし・・・・・


「私が・・・・あんなこと、言わなければ・・・・・」
「ふぇ、フェイトちゃん?」
「ごめん、本当にごめんなのは・・・・!!」
「ちょ、ちょっと待ってフェイトちゃん!?」
「だけどっ・・・!!」
「いいからストップ!!」


なんだか凄い勢いで謝り続けるフェイトちゃんの言葉を、少し強引に遮る。
一瞬ビクっとなったフェイトちゃんは、そのまま俯いてしまった。
いや、だって、これからお返事しようって時に、告白撤回されたら困っちゃうし・・・・・・


「えっと、あのねフェイトちゃん、さっきのは私の不注意だから気にしなくていいよ?」
「でも・・・・」
「それに、あの・・・その、う、嬉しかったから!」
「・・・え?」
「だから、その、・・・・・フェイトちゃんに、好きだって言ってもらえて・・・・・・」
「なの・・・は・・・・・」


うわぁ・・・・め、めちゃくちゃ恥ずかしい・・・・・
きっと、ううん、絶対に今顔真っ赤だ、私。
対するフェイトちゃんの顔も赤みを帯びてきている。
これだけでもこんなに恥ずかしいし、もうそのままフェイトちゃんの腕の中に飛び込んじゃいたいくらいだけど・・・・
ちゃ、ちゃんと最後まで言わなきゃね・・・・・


「フェイトちゃん・・・私、私ね・・・・」

「うん・・・・・」

「私も、フェイトちゃんが、好き・・・・」

「なのは・・・・」

「傍にいたいって思うのも、傍にいて欲しいって思うのも、フェイトちゃんなの・・・・」

「・・・・本当に?なのは、本当に私でいいの?」

「フェイトちゃんじゃなきゃ、イヤだよ・・・・・」

「傍にいて・・・いいの?」

「うん・・・」

「好きって言っても、いいの?」

「うん・・・!」

「なのは・・・私は、なのはが好きだよ・・・・・」

「うん・・・私も、フェイトちゃんが好きだよ・・・・!」


そのままフェイトちゃんにきつく抱き締められる。
それは昨日とは違って、私を強く求めるような抱擁で。
私も同じように抱き締め返す。
好きな人の温度ってこんなに暖かいものなんだ・・・・・


「ねぇフェイトちゃん、フェイトちゃんって暖かいね・・・・」
「そうかな・・・なのはの方が、暖かいよ・・・・」


お互いの言葉にちょっと照れて、笑い合って、それから・・・・・・ゆっくりと、口付けを交わした。












「んお?二人ともおはよーさん。なのはちゃん、身体大丈夫なん?」
「おはよう、はやて」
「おはようはやてちゃん。うん、もう全然平気だよ」
「それは何よりやな。ところでフェイトちゃん、怪我人襲ったりせえへんかったやろな?」
「はやてちゃんっ!?」
「お、襲うわけないでしょっ!!」
「ほんまに〜?何もせえへんかったんー?」
「し、してないってば!!」


ニヤニヤしながらフェイトちゃんを追求するはやてちゃん。
ごめんなさい、一回だけキスしました・・・・・とても言う気にはならないけど。


「ふふん、まぁええわ、後でなのはちゃんの方にゆっくりと聞かせてもらうから」
「はやて!!」
「あ、あははは・・・・・」
「そうそう、昨日はフェイトちゃん凄かったんよ、なのはちゃん」
「へっ?」
「なのはちゃんが倒れた後、フォトンランサーをファランクスシフトで撃った後、プラズマザンバーブレイカーぶっ放しよったんやで」
「は、はやて!それは内緒だって・・・・!」


それは、なんともまぁ・・・・・・
容赦が無いっていうか、凄まじくえげつないというか・・・・・・
思わずあのロストロギアに同情を禁じ得なかった。
いや、ファランクスシフトの方は私も受けたことあるけどね。


「愛やな〜、ほんま」
「はやて!!」
「えへへ・・・・ありがとうフェイトちゃん」
「そんな、なのはを守れなかったことに変わりはないし・・・・」
「もう、それは私の不注意だって言ったでしょ?」
「そうだけど・・・・でも今度はちゃんと私がなのはを守るから!」
「うん、私もフェイトちゃんを守れるように頑張るから」
「だってなのはは、私の世界で一番大切な人だから」
「フェイトちゃん・・・・」
「なのは・・・・・」


「・・・・見せ付けてくれるんはいいけど、そろそろ登校時間やでお二人さん」


「ひゃうっ!」
「は、はやて・・・」
「つーか、私の存在忘れとったやろ。愛の前では友情なんてこんなもんなんやなー、寂しいわー」
「も、もう、はやてちゃんってば・・・・」
「よっしゃ、ついでや・・・・アリサちゃん達にもチクったろーーーーーーー!!!!」
「はやて何言って・・・・!」
「ちょ、ちょっと待ってはやてちゃん・・・・!!」


すでに制服に着替えていたはやてちゃんは、
私達の制止の声も聞かず、ダッシュで転送ポートの方に消えていった。
あぁぁ・・・・きっと今日一日で、学校中に広まっちゃうんだろうなー・・・・・・


「・・・私はいいよ、だって本当のことだし・・・・な、なのはは、私の、こ、恋人なんだから」
「ふみゃ・・・・う、うん、私もいいかな・・・・えへへ」


昨日までは、友達で親友で。
だけど今日からは恋人で。


「これからもよろしくね、フェイトちゃん♪」
「うん、こちらこそ。ずっと、なのはの傍にいるよ」


新しい関係が増えて、凄く嬉しくて、ちょっとだけ不安もあって。
でもきっと、二人一緒だったら何だって越えていける気がするから。
私達の未来はこれからなんだから・・・・・二人で一緒に歩いて行こうね。


今までも、これからも、きっと、ずっと・・・・・

 


...FIN


なが〜いあとがき(言い訳) 読んでね?(笑)

や、やっとこと終わりました・・・・微妙に色々使い果たしたキッドです、ごきげん・・よう(バタ)
最初は前後編に分けることなく続く予定だったのに・・・・なぜかどんどん長くなり、
しかも後編は前編の倍以上の長さになった気が・・・・(汗)
また途中で区切って、中編・後編にしようかと思ったんですが・・・・
さすがにそこまですると怒られそうだったので一括で頑張りました(笑)

話的には貴女だけをとリンクしてる形でお送りしたんで、
シリアスすぎる展開に、作者自身がやきもきしてました(苦笑)
無事に終わってよかったです。いや、ほんとに。
なぜだか予定すらしてなかったのに、はやて師匠が一杯でてるのにびっくりですが(笑)
でも関西弁がむずい。ネギまで京都弁は書いてるけど、あれともまた違うんですよね〜。
関西方面の方々、言い回しのおかしいとこがありましたら、ずばっとびしっと突っ込んでくださいまし(笑)

途中でなのはさんが家族について思い悩んでますが・・・・その辺は皆さんご存知の通り、
ヴィヴィオがきちっと解決してくれますので♪
っていうか、普通に子供作れる魔法とかありそうですよね?
長女ヴィヴィオで次女アリシア、みたいな(笑)つーか長編は多分その設定で書く!(マテ)
そんでもって、フェイトさんとはやてさんは、そういう魔法があるのを知っててなのはだけ知らない。
あんなに思い悩んだのなんだったのー!?となのはさんには叫んでいただく。
んで、その魔法についてフェイトちゃんに聞いてみー、とかはやてさんに言われて、

「フェイトちゃん!!」
「ん?何なのは?」
「子供ってどうやって作るの!?」
「ぶはっ!!?」

みたいな感じで(笑)
妄想大爆発です♪幸せ家族計画大好きです!!(殴)

ちなみに、冒頭ではやてさんが歌ってた曲がなんだか分かる人、います?
いや、あのフレーズだけで分かれって方が難しいか。
バラシちゃうと、アルバム『THE MUSEUM NANA MIZUKI』に収録されてる、
『想い』のワンフレーズです。いや、最近アルバムかけっぱなしで執筆してるので、チラっと出しちゃいました。
貴女だから、と貴女だけをの前編が『想い』や『The place of happiness』、
後編が『suddenly〜巡り合えて〜』『innocent starter』『ETERNAL BLAZE』あたりがイメージソングになるかも。
まぁアルバムお持ちの方は、聞きながら読んでみるとまた面白いかも(笑)

さて、次回作は一応『七夕前夜』の予定ですが、ひょっとしたら24日にこのSSのおまけを書くかも?
そしたらはやてさん達のカラオケの模様でもお送りしようかと(笑)
きっとフェイトさんは上記の歌をメドレーで歌わせられることでしょう♪
ではでは、ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
また次の作品でお会いしましょう〜(キ^^)ノ
 

2007/7/23著


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