ヴィヴィオの日記7

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10月31日(はれ)
 
 
 
 
きょうは、はろうぃんです。
 
 
 
 
はろうぃんには、こどもたちがかそうをして『とりっくおぁとりぃーと』といって、おかしをもらうそうです。
 
 
 
 
これもミッドチルダにあるおまつりじゃなくて、
 
 
 
 
なのはママがいたせかいのとおいくにであった、しゅーかくかんしゃさいというおまつりがはじまりなんだそうです。
 
 
 
 
なのはママとフェイトママがおしえてくれました。
 
 
 
 
ミッドチルダのおまつりじゃないから、さいしょはなのはママとフェイトママとヴィヴィオの三人だけでやろうってはなしてました。
 
 
 
 
でも、ことしはきどうろっかでもやるって、はやてちゃんがいいました。
 
 
 
 
そうしたら、きどうろっかのぜんいんが、やることになったんだって。
 
 
 
 
はやてちゃんって、すごい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「・・・・・・」
「どうしたの、フェイトちゃん?」
「いや、なんかはやての株を上げておくのは危険な気がして・・・・」
「えぇ?気にしすぎだよ、フェイトちゃん」
「むぅ・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だからヴィヴィオも、かそうをすることになりました。
 
 
 
 
ふだんきないものがいろいろあって、なににしたらいいかまよったけど、
 
 
 
 
ママたちみたいにまほうつかいになりたい、っておもって、くろいぼうしとまんと、それにすかーとにした。
 
 
 
 
ほんとうはまほうのつえもほしかったんだけど、れいじんぐはーとはママのだし、ヴィヴィオにはおおきいの。
 
 
 
 
どうしようかなっておもったんだけど、シャーリーさんがヴィヴィオようにつくってくれました。
 
 
 
 
でばいすじゃないけど、かたちがママのとおそろいですごくうれしいです。
 
 
 
 
そうやってじゅんびをしているうちによるになって、ヴィヴィオがおでかけするじかんになると、
 
 
 
 
エリオおにいちゃんと、キャロおねえちゃんがヴィヴィオをむかえにきてくれました。
 
 
 
 
おにいちゃんはきゅーけつきでかっこよくて、おねえちゃんはヴィヴィオとおそろいのいしょうでとってもかわいいです。
 
 
 
 
ママたちといっしょじゃないのはすこしさびしいけど、ヴィヴィオはがんばってきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「そっかぁ〜、やっぱりヴィヴィオも私達と一緒がよかったんだねぇ〜」
「ふふふ、そうだね。でもお菓子をとりにいくのは、やっぱり子供達だけだし」
「そうだね〜・・・・あ、じゃあ今度のお休みは、三人で一緒にお出かけしようか?」
「ほんと?ヴィヴィオもきっと喜ぶよ」
「うん。・・・・ところで、ヴィヴィオはバルディッシュのレプリカはいらないのかなぁ・・・・」
「フェイトちゃん、そこ悩むとこ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そとにでて、みんなのおへやをまわっているとヴィータちゃんとリィンちゃんにあいました。
 
 
 
 
リィンちゃんは、かたそうなかぶとと、はやてちゃんのしゅべるとくろいつをそうびしていました。
 
 
 
 
『ベルカの騎士ですから!』っていってました。
 
 
 
 
ちっちゃくてかわいいけど、つようそうだなっておもいました。
 
 
 
 
ヴィータちゃんはくろいふりふりをきていて、かぼちゃをかぶっていました。
 
 
 
 
ママがはなしてくれた、じゃっくおーらんたんみたいでした。
 
 
 
 
あと『見るんじゃねぇ!』っておにいちゃんたちにおこってました。
 
 
 
 
かわいいのに、どうしてかな?
 
 
 
 
それから、ティアナちゃんたちのおへやとか、シャーリーさんのおへやとか、
 
 
 
 
たくさんまわったので、ポケットにいっぱいおかしをもらいました。
 
 
 
 
さいごにはやてちゃんのところにいくと、ママたちのぶんもくれました。
 
 
 
 
はやてちゃんはやさしいです。となりでヴィータちゃんが『さすがはやてだぜ!』っていってました。
 
 
 
 
それをみてたら、なんだかママたちにあいたくなったので、
 
 
 
 
ポケットのおかしと、はやてちゃんにもらったおかしをもって、ちょっぴりいそいでおへやにもどりました。
 
 
 
 
おへやのドアをあけるとなのはママとフェイトママが『おかえり』といってくれました。
 
 
 
 
いつものことだけど、なんだかすごくうれしいです。
 
 
 
 
そのままちかくにいたフェイトママにかけよると、ヴィヴィオをだっこしてくれました。
 
 
 
 
うれしくてぎゅってすると、なんだかいいにおいがしました。それにかみもすこしぬれています。
 
 
 
 
なのはママのほうをみると、なのはママのかみもぬれていました。
 
 
 
 
・・・・ヴィヴィオがいないあいだに、おふろにはいったみたいでした、ふたりいっしょに。
 
 
 
 
むぅ、ママたちのなかがいいのはうれしいけど、ちょっぴりつまらないです。
 
 
 
 
ぷいっとそっぽをむいてもんくをいうと、フェイトママだけじゃなくなのはママもあわてていました。
 
 
 
 
わがままかな?っておもったけど、わたしもママたちといっしょにはいりたい。
 
 
 
 
ママたちはちょっぴりこまったかおをして、だけどにっこりわらって『いいよ』っていってくれました。
 
 
 
 
そのあとさんにんで、ゆっくりおふろにはいって、フェイトママがかみをあらってくれました。
 
 
 
 
フェイトママはなのはママもあらってあげようとしたんだけど、なぜだかあたまをはたかれておふろにしずんだりしました。
 
 
 
 
フェイトママ、なにかわるいことしたのかな?
 
 
 
 
きょうはたくさんおかしをもらって、すこしわがままもいっちゃったけど、とってもたのしいいちにちでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「よかったぁ、ヴィヴィオ楽しんでくれたみたいだね」
「うん、最後はちょっと大変だったけど」
「あはは、そうだね、でも三人でお風呂もいいじゃない」
「んー・・・・フェイトちゃんがイタズラしなければね」
「・・・・ダメ?」
「ダメです。子供がいる時くらい自重してね、フェイトちゃん」
「はぁ〜い・・・・」
「怪しいなぁ、もう」

 
 
 
 

...Fin

 
 


あとがき(言い訳)

あー、いつもに比べてなんか長いな〜、とか思いつつ書いてましたキッドです。
いや、ハロウィンは書いてない部分も多かったから、そこを補足してたら、日記にしてはめずらしくながくなりました。
あとは多分、キッドに潤いと癒しが足りないから(笑)
原稿進みません、そろそろ干乾びそうです。
誰だよ、ネガティブフェイトさんを書こうなんて思ったのは(おまえだ)
ここを乗り切れば、後は楽しいコメディ調になる予定。本の完成まで、頑張ります!

2008/3/31著


リリカルなのはSS館へ戻る

inserted by FC2 system